Gershwin

今週はこちら。

「ラプソディ・イン・ブルー ガーシュインとジャズ精神の行方/末延芳晴」という本を読みました。図書館でなんとなく手に取って。

ガーシュインは不良少年だったそうです。ラグタイム全盛期にラグタイムに興味を持って、それでピアノを始めたらしい。だからピアノは、ラグタイムのかっこよさを黒人の演奏を聴いて、熱心に練習したらしい。興味深かったので、YouTubeでガーシュインの演奏を探してみました。

この本では、黒人音楽、白人音楽、とともに、ルーツであるユダヤのクレツマー音楽?の3種類の音楽が混じっているところにガーシュインの音楽の面白さがあるのではないか、ということでした。クレツマーというのは、梅津和時さんがバンド名(かな?)に使用していたような?音楽は聞いたことないですね。これもそのうち探してみよう。

 

土曜日に、虎ノ門ヒルズでやっていた本のイベントに行ってみました。そこで「Spectator」という雑誌のホール・アース・カタログ特集の号を購入しました。

WHOLE EARTH CATALOGの実物も飾ってあって(非売品でした)地球の写真が表紙にドン、そして大きくて厚みがあり、「これなんだ?」と手に取ってみましたが、英語でよく分からなくてSpectatorの方を買ってみました。

WHOLE EARTH CATALOGは、1968年から70年代に出版されたヒッピーのための「暮らしの手帖」みたいな本のようです。その本がとても愛されていた、そして今を生きる人たちにも影響を与えているようだ、ということです。いまのインターネット、Googleなどの考え方にも大きな影響を与えているとのこと。

でも大きな違いは、WHOLE EARTH CATALOGは、「自分はどう生きるか」という思想ありきの情報発信だけど、今のインターネットには思想は見えない、ということ。それがいいかどうか、多分「自分がどう生きるか」は、自分が自分で見つけるのが理想だから、道具に思想はないほうが良いのかもしれないけど、多くの普通の人たちは、ただ情報に振り回されている気がする、と思いました。

あと、コラムにヒッピーの人たちがお金と折り合いをつける話が出ていて、それも興味深かった。