今日はこちら。
面白いと思ったのは、「苦労続きの田舎の長女」の一節。これは、ハニートラップではないと思うけれども、ダメ押しになる感じは分かります。女性も素敵な男性が困ってると深みにはまってしまいそうですからね。
図書館で「日本詩歌思出草/渡辺京二」という本を借りました。装丁が素敵だったので、パッと手に取って開いたところに載っていたのが、こちら。
室生犀星 愛あるところに
わたしは何を得ることであらう
わたしは必らず愛を得るであらう
その白いむねをつかんで
わたしは永い間語るであらう
どんなに永い間寂しかったといふことを
しづかに物語り感動するであらう
この本は、渡辺さんが心に残っている詩や俳句をまとめて自分の感想をつけているという本です。
この詩に対しては「こういったものを訴求するとき人は必ず失望するだろう」と言ってます。でも詩人はそう意志する、と続いています。
私はこういうの好きなのですが、そんな自分に「あなたも勘づいているよね?」と突っ込みを入れたり。
そんな人生。私は、こういう思いを手放さないと思う。