オリンピック、ソロー、ハル

お盆の夏休みです。

オリンピックでテレビばっかりみてます。

でも試合は夜中にやっているから、寝てしまっていて、結果とダイジェストばっかり。味わいもクソもないね。

ただ、世界中の一流の人があれだけ全身全霊でやっているってすごい。才能もあって、すごい努力もしてきた人が試合で追い込まれて、勝てるとは限らなくて。頑張った分悔しさも大きいだろうな、と思うし。

ただ、極めてきてる人たちだから、私のようなへなちょこが一回負けて「あー、つまんない、もうやらない!」なんていうのとはわけが違うだろうなぁとも思うし。

んー、すごいです。

あと、最後は気迫みたいだけど、気迫についてくる体というのも磨かれているわけで、だから気迫が空回りしないわけで。

私も、せめて心も体も健やかに準備しとこう、毎日を大切にするために、てな感じです。

今年は何だかスタミナがない感じで、なんか運動やりたいな、と思っていたところのオリンピックでした。


昨日は、「孤独の愉しみ方 ー 森の生活者ソローの叡智(智恵の贈り物)/ヘンリー・デイビッド ソロー」を立ち読みしました。語録を読みやすくまとめた感じの本です。極端だなー、と思うところもあり、納得、と思うところもあり、わかります、忘れていました、等と思うところあり、何だか「忙しい病」にかかっていたのかな?と自分を省みる感じで良い気分転換になりました。

ソローさんの生涯が気になりウィキペディアで調べたところ、森に住んでいたのは3年間(27才から30才)、しかも時々は用足しに町へ出ていて、別に山籠りしていたわけではなかったのよ。山を出た後は日雇いなどで生計を立てていたらしい。そして45才でなくなったそうです。若いなー。

若い、頭の柔らかい時期に自然を愛して、思索に時間を費やす事ができたのは、とても贅沢な事で、それが本という財産として残ったのは素晴らしいです。

森に住むのは憧れる!森っていうか、自然対自分の感覚で生きる感じ?

ただ、この本を買わなかったのは、手に入れて自分の部屋で読んでも染みてくるかな〜?と思ったから。あとは、自分が孤独だと思っているけど思いたくないっていうのもあるかもね。


この流れで、今日は「ハル 孤独の島」という映画を見ました。ムーミンを書いたトーベヤンソンさんとパートナーのトゥーリッキピエティラさんの二人が毎年夏を過ごしたクルーブハル島の様子が映ったものです。

女性二人が肩の力を抜いて、お茶目な実験をしたり、カモメを餌付けしたり、嵐でボートが流されたり、それを淡々と綴る感じ。

小屋があるのに、テントを張ってテントで生活してます。どうやら小屋は仕事場で生活はテントという風に分けていたようで、風変わりな二人のおばさんがたくましいし、ちょっとうらやましい。

海辺の家もいいなあ〜、と自然の近くへ引っ越ししたくなった!

ソローだったら、なぜ今やらないの?というだろうな。なぜ今やらないのかな?


そんな私の夏休みですよ。