宮沢賢治

「英語で読み解く賢治の世界/ロジャー・パルバース著 上杉隼人訳」を読みました。宮沢賢治さんの作品をロジャーパルバースさんが「このように読み解いたので、こんな風に英訳しましたよ」という解説付きの宮沢賢治の本みたいな感じです。

まず、ロジャーパルバースさんの賢治愛がひしひしと伝わりました。だから私も宮沢賢治の詩を分かりやすく、暖かい目線で読む事ができました。

宮沢賢治さんの自然の描写は、私の第二の故郷「三陸」を連想させました。すごく共感しました。住んでないと見ることのできないダイナミックな自然、動いている自然(光とか雲とか)が本当にきれいな言葉で書かれていました。

また、宮沢賢治さんの宗教観をロジャーさんが解説していて、難解と思った部分もなるほど~、と思いました。

若いのに(三十代で亡くなってるから)本当によく熟考しているな、とテレビやスマホに頭を占領されている自分を反省しました。

いろいろ考えて、なんかいい本だと思いました。


英語の方は、私の実力的に、ちょっと背伸びな感じで、英語の勉強にはあまりならなかった。(恥ずかしながら)